なぜ譜読みが難しい?
初心者が譜読みが
うまくできない3つの理由
譜読みが難しく感じる理由は主に3つあります。ご自身がどれに当てはまるかチェックしてみましょう!
※ <>は、それぞれにおすすめしたい、コツと練習方法(下部記載)の番号です
その1.
リズムをとるのが苦手
音符の長さやリズムパターンが理解できず、楽譜通りに演奏できない。
特に付点音符や複雑なリズムに戸惑う。
その2.
楽譜を部分的にだけ見ている
楽譜を部分的に見ているため、曲全体の構成や流れが分かっていない。
その3.
楽譜を見ながら同時に手を動かすのが難しい
楽譜を見ながら演奏することに慣れておらず、手元ばかり見てしまう。
苦手なところがチェックできたら、対応する練習方法を見ていきましょう!!
譜読みを克服するための
5つのコツと練習方法
ここでは、具体的な練習方法とコツを5つに分けてご紹介します。

01.
リズム練習で
音楽の骨格を掴む
リズムは音楽の土台です。メロディ(歌)やハーモニー(伴奏)と並んで音楽を作り出す3つの大切な要素のひとつです。
音符の長さ(全音符、二分音符、四分音符など)、拍子記号の意味、リズムパターンなどを理解し、メトロノーム ※1 を使って正確なリズム感を養いましょう。
練習方法
STEP1
音符の種類(全音符、二分音符、四分音符、八分音符など)と、それぞれの長さの関係を理解します。例えば、四分音符を1拍とした場合、二分音符は2拍、全音符は4拍になります。
STEP2
拍子記号(4/4、3/4など)の意味を理解します。拍子記号は、1小節に何拍あるか、どの音符を1拍とするかを示しています。
リズム練習をする際に、動画を活用するのもおすすめです。
YouTubeやニコニコ動画には、リズム練習に役立つ動画がたくさんあります。
自分のレベルに合った動画を見ながら練習することで、リズム感をさらに養うことができますよ。
※1 メトロノーム
メトロノームとは、一定の間隔で音を刻むことで、正確なリズム感を養うための機器です。
音楽の練習において、テンポ(演奏の速さ)を一定に保つために使用します。
最近では、アプリやオンラインのメトロノームなど、手軽に使えるものも増えています。

02.
楽譜全体を見る習慣をつける
演奏を始める前に、楽譜全体をざっと見て、曲の構成(繰り返しの記号、セクション分けなど)、拍子、速度記号、強弱記号などを確認しましょう。
曲の全体像を把握することで、よりスムーズに演奏できるようになります。
練習方法
STEP1
演奏前に楽譜全体を数秒間眺めます。
この時、細かい音符を追うのではなく、楽譜のレイアウトや記号に注目します。
例えば、繰り返しの希望(||: :||)、セクションの区切り(複縦線(ダブルバー))、調号(♯や♭の数)、拍子記号(4/4)など、速度記号(Allegroなど)、強弱記号(pやf)などを探します。
STEP2
それぞれの部分の冒頭を見て、拍子、速度記号、強弱記号などを確認します。
特に、曲中でこれらの記号が変わる箇所がないか注意しましょう。
STEP3
最後に、楽譜全体をもう一度見渡し、曲の始まりから終わりまでの流れを想像します。
繰り返しの記号があれば、どこに戻るのか、どの部分を繰り返すのかを確認します。
これらの手順を毎回演奏前に繰り返すことで、楽譜全体を見る習慣が身につき、よりスムーズに演奏できるようになります。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくれば数秒でできるようになります。

03.
ゆっくりとしたテンポで
正確に弾く
最初はゆっくりとしたテンポで練習し、徐々にテンポを上げていきましょう。
焦って速く弾こうとすると、ミスが増え、逆効果になることがあります。
練習方法
STEP1
まず、メトロノームを用意します。
無料のメトロノームアプリやオンラインメトロノームも利用できます ※2 。
STEP2
楽譜を見て、曲全体のテンポがどのくらいかを把握しますが、練習を始める際は、そのテンポよりもずっと遅いテンポに設定します。
例えば、楽譜に♩=120と書いてあっても、最初は♩=60や♩=40など、半分以下のテンポから始めます。
STEP3
遅いテンポで、音符一つ一つを丁寧に確認しながら弾きます。
指使い、リズム、音の長さを意識し、楽譜に書かれていることを正確に再現するように努めます。
特に、リズムが複雑な箇所や、音符の間隔が細かい箇所は、注意深く練習しましょう、
この時、音符を声に出して読む(階名唱)と、音とリズムの理解が深まります。
最初は途切れ途切れになったり、指がもつれたりするかもしれませんが、焦らずにゆっくりと練習を繰り返します。
STEP4
正確に弾けるようになったら、メトロノームのテンポを少しだけ上げます(例えば、♩=60から♩=66など)。
少しずつテンポを上げていくことで、正確さを保ちながら徐々に速く弾けるようになります。
焦って急にテンポを上げると、ミスが増えてしまうので注意しましょう。
この方法で練習することで、正確さとスピードの両方を効果的に向上させることができます。
※2 アプリやオンラインのメトロノームでできること
- テンポ(速さ)の設定:
楽譜に「♩=120」などと書いてあるのを見たことがあるかもしれません。
これは、「1分間に四分音符を120回刻む速さ」という意味です。
メトロノームでは、この音楽の速さを数字で細かく設定できます。 - 拍子(リズムの区切り)の設定:
音楽には「4分の4拍子」や「4分の3拍子」など、リズムの区切り方があります。
これは楽譜の最初に分数のような形で書かれています。
メトロノームでは、この拍子を設定することで、リズムの区切りを音で教えてくれます。
例えば、4分の4拍子なら「タン、タン、タン、タン」と4回音が鳴り、3分の4拍子なら「タン、タン、タン」と3回音が鳴ります。 - 音量調整:
メトロノームの音量を大きくしたり小さくしたりできます。
周りの音に合わせて調整しましょう。
その他、メトロノームの音色変更などツールごとに便利な機能があります。
「メトロノーム アプリ」「メトロノーム オンライン」で検索すると、色々見つかりますので、使いやすいものを探してみてください。

04.
片手ずつの練習で
正確性を高める
最初から両手で弾くのではなく、片手ずつ丁寧に練習しましょう。
指の動き、リズム、音の強弱などを意識しながら、正確に演奏できるように練習します。
練習方法
STEP1
まず、簡単な楽譜を用意します。
楽譜に指番号が書いていない場合は、どの指で弾くかを楽譜に書き込みましょう。これは指使いを固定し、迷いをなくす効果があります。
STEP2
練習を始める際は、非常にゆっくりとしたテンポで、メトロノームを使うことをお勧めします。
例えば、♩=60以下のテンポで、音符一つ一つを丁寧に確認しながら弾きます。
指の形、鍵盤を叩く深さ、音の長さなどを意識し、楽譜に書かれているリズム通りに弾くことを心がけます。
特に、リズムが複雑な箇所や、指使いが難しい箇所は、繰り返し練習しましょう。
音の強弱記号(例えば、pやf)が書かれている場合は、その指示に従って音の強弱をつけながら練習します。
これにより、表現力も同時に養うことができます。
STEP3
片手で正確に弾けるようになったら、もう片方の手も同様に練習します。
STEP4
両手とも正確に弾けるようになったら、初めて両手でゆっくり合わせてみましょう。
焦らず丁寧に練習することで、正確性が高まり、スムーズな演奏につながります。

05.
先読みの習慣で
演奏の流れをスムーズに
楽譜を見ながら演奏する際は、常に少し先の音符を見るように心がけましょう。
先読みの習慣をつけることで、演奏の流れがスムーズになり、止まることなく演奏できるようになります。
練習方法
まず、非常にゆっくりとしたテンポで演奏を始めます。
この時、指が鍵盤を弾いている間に目で次の音符、できれば2〜3音先を見るように意識します。
最初は1音でも構いません。
大切なのは、常に「次は何を弾くのか」を意識することです。
最初は、音符を追いかけるのに精一杯で、なかなか先まで見られないかもしれません。
その場合は、以下の方法も効果的なので試してみてください。
A. リズム打ちと組み合わせる
STEP1
簡単な楽譜を用意します。
最初は、基本的な音符のリズムだけの楽譜(四分音符、八分音符、二分音符など)、片手だけの楽譜から始めるのがおすすめです。

▲ 口でのリズムの表現例 ▲
STEP2
リズム打ちのみ練習する。
楽譜を見ながら、リズムだけを声に出して読んでみましょう。
例えば、「タン、タ、タン、タ…」、「タン、タン、ウン、タン…」など、楽譜に書かれたリズムを正確に声に出します。
最初は、リズムを声に出すことに集中し、目で楽譜を追うだけでも構いません。
STEP3
リズム打ちと指差しを組み合わせる。
- 楽譜を見ながら、リズムを声に出します。
同時に、声に出している音符を指でさします。 - ここからが先読みのポイントです。
指で現在の音符をさしている間に、目で次の音符、できれば2〜3音先を見るように意識します。
例えば、「タン」と言いながら四分音符を指でさしている間に、次の八分音符(「タ」に対応する音符)を目で見ておきます。そして、「タ」と言う瞬間に、目を移した八分音符を指でさします。
最初は1音先から始め、慣れてきたら2音、3音と先読みする範囲を広げていきましょう。
<例>
例えば。楽譜に「四分音符(ド)、八分音符(レ)、八分音符(ミ)」と書かれていたとします。(=「タン・タ・タ」)
- 「タン」と言いながら、楽譜の「ド」を指でさし、同時に次の「レ」と「ミ」を目で見ておきます
- 「タ」と言いながら「レ」を指でさします(タン・タ・タ「」)。
- もう一度「タ」と言いながら、「ミ」を指でさします(「タン・タ・タ」)
B. 短い小節ごとに区切って練習する
例えば、4小節ごとに区切り、その範囲内で先読みの練習を集中的に行います。
完璧に先読みができるようになったら、次に進みます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日少しずつ意識することで、徐々に先読みの習慣が身についてきます。
焦らず、根気強く練習を続けましょう。
先読みができるようになると、演奏が格段にスムーズになり、音楽をより楽しめるようになります。
おまけ:ツールを活用する
音楽学習アプリは、譜読み練習に役立つ機能が豊富です。
ゲーム感覚で楽しく譜読みの練習ができるため、モチベーション維持にもつながります。
<例>
譜読み練習を継続するための
モチベーション維持の秘訣

譜読みは地道な練習の積み重ねが大切です。
モチベーションを維持するために、以下の点を意識しましょう。
- 目標を明確にする
「1週間でこの曲の半分を譜読みする」
「1ヶ月でこの曲を最後まで弾けるようにする」など、具体的な目標を設定しましょう。
. - 小さな成功体験を積み重ねる
最初は簡単な曲から始め、徐々にレベルアップしていくことで、達成感を感じやすくなります。
また、少し難しい曲は、フレーズごとに区切って一つ一つクリアしていくと上達が感じられて楽しく練習できます。
どこからどこまでがフレーズなのかを自分で判断するのが難しい場合は、先生にアドバイスをもらうのがおすすめです。
. - 音楽を楽しむことを忘れずに
好きな曲や目標とする曲の楽譜に挑戦することで、モチベーションを高く保てます。
. - ピアノ仲間と交流する
同じ目標を持つ仲間と交流することで、刺激を受け、モチベーションを維持できます。
先生からの励ましが1番のモチベーション!
譜読みの壁を乗り越えて音楽を楽しもう

西村楽器のレッスンでも、譜読みでいつも同じ場所で間違い、何度も最初から弾きなおしている生徒さんをよく見かけます。
いつも同じ場所で止まってしまい、なかなか先に進めない生徒さんに、ある先生がこんな言葉をかけていました。
「あなたには未来しかありません。間違えても気にせずに、どんどん先に進みましょう!未来に向かって前進あるのみ!」
間違いを完璧にしようとして立ち止まってしまうのではなく、失敗しても先に弾き進もう、そうすればきっと上手くなれる。
そのように先生は励ましたかったのだと思いますが、その言い回しのカッコよさに、傍らで聞いていたスタッフは痺れたのを覚えています(笑)。
譜読みを練習する道のりはとても大変なものです。
ですが先生からのこのような温かい言葉がけは、一生懸命練習する生徒さんの1番の励みになるのではないかと感じました。
西村楽器には、このように生徒さん一人一人に寄り添える経験豊富で素敵な先生方が揃っています。
譜読みが上手になりたい方は、ぜひ無料体験レッスンにお越しくださいね。
西村楽器は、皆様の音楽ライフを応援しています。
なぜ譜読みが難しい?
初心者が譜読みがうまくできない3つの理由
譜読みが難しく感じる理由は主に3つあります。
ご自身がどれに当て嵌まるかチェックしてみましょう!
※<>は、それぞれにおすすめしたい、コツと練習方法(下部記載)の番号です
苦手なところがチェックできたら、対応する練習方法を見ていきましょう!!
譜読みを克服するための5つのコツと練習方法
ここでは、具体的な練習方法とコツを5つに分けてご紹介します。
1. リズム練習で音楽の骨格を掴む

リズムは音楽の土台です。
メロディ(歌)やハーモニー(伴奏)と並んで音楽を作り出す3つの大切な要素のひとつです。
音符の長さ(全音符、二分音符、四分音符など)、拍子記号の意味、リズムパターンなどを理解し、メトロノーム ※1 を使って正確なリズム感を養いましょう。
練習方法
STEP1
音符の種類(全音符、二分音符、四分音符、八分音符など)と、それぞれの長さの関係を理解します。
例えば、四分音符を1拍とした場合、二分音符は2拍、全音符は4拍になります。
STEP2
拍子記号(4/4、3/4など)の意味を理解します。
拍子記号は、1小節に何拍あるか、どの音符を1拍とするかを示しています。
リズム練習をする際に、動画を活用するのもおすすめです。
YouTubeやニコニコ動画には、リズム練習に役立つ動画がたくさんあります。
自分のレベルに合った動画を見ながら練習することで、リズム感をさらに養うことができますよ。
※1 メトロノーム
メトロノームとは、一定の間隔で音を刻むことで、正確なリズム感を養うための機器です。音楽の練習において、テンポ(演奏の速さ)を一定に保つために使用します。最近では、アプリやオンラインのメトロノームなど、手軽に使えるものも増えています。
2. 楽譜全体を見る習慣をつける

演奏を始める前に、楽譜全体をざっと見て、曲の構成(繰り返しの記号、セクション分けなど)、拍子、速度記号、強弱記号などを確認しましょう。
曲の全体像を把握することで、よりスムーズに演奏できるようになります。
練習方法
STEP1
演奏前に楽譜全体を数秒間眺めます。
この時、細かい音符を追うのではなく、楽譜のレイアウトや記号に注目します。
例えば、繰り返しの記号(||: :||)、セクションの区切り(複縦線(ダブルバー))、調号(#や♭の数)、拍子記号(4/4など)、速度記号(Allegroなど)、強弱記号(pやf)などを探します。
STEP2
それぞれの部分の冒頭を見て、拍子、速度記号、強弱記号などを確認します。
特に、曲中でこれらの記号が変わる箇所がないか注意しましょう。
STEP3
最後に、楽譜全体をもう一度見渡し、曲の始まりから終わりまでの流れを想像します。
繰り返しの記号があれば、どこに戻るのか、どの部分を繰り返すのかを確認します。
これらの手順を毎回演奏前に繰り返すことで、楽譜全体を見る習慣が身につき、よりスムーズに演奏できるようになります。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくれば数秒でできるようになります。
3. ゆっくりとしたテンポで正確に弾く

最初はゆっくりとしたテンポで練習し、徐々にテンポを上げていきましょう。
焦って速く弾こうとすると、ミスが増え、逆効果になることがあります。
練習方法
STEP1
まず、メトロノームを用意します。
無料のメトロノームアプリやオンラインメトロノームも利用できます ※2 。
STEP2
楽譜を見て、曲全体のテンポがどのくらいかを把握しますが、練習を始める際は、その店舗よりもずっと遅いテンポに設定します。
例えば、楽譜に♩=120と書いてあっても、最初は♩= 60や♩=40など、半分以下のテンポから始めます。
STEP3
遅いテンポで、音符一つ一つを丁寧に確認しながら弾きます。
指使い、リズム、音の長さを意識し、楽譜に書かれていることを正確に再現するように努めます。
特に、リズムが複雑な箇所や、音符の間隔が細かい箇所は、注意深く練習しましょう。
この時、音符を声に出して読む(階名唱)と、音とリズムの理解が深まります。
最初は途切れ途切れになったり、指がもつれたりするかもしれませんが、焦らずにゆっくりと練習を繰り返します。
STEP4
正確に弾けるようになったら、メトロノームのテンポを少しだけ上げます(例えば、♩=60から♩=66など)。
少しずつテンポを上げていくことで、正確さを保ちながら徐々に速く弾けるようになります。
焦って急にテンポを上げると、ミスが増えてしまうので注意しましょう。
この方法で練習することで、正確さとスピードの両方を効果的に向上させることができます。
※2 アプリやオンラインのメトロノームでできること
テンポ速さの設定:
楽譜に「♩=120」などと書いてあるのを見たことがあるかもしれません。これは「1分間に四分音符を120回刻む速さ」という意味です。メトロノームでは、この音楽の速さを数字で細かく設定できます。
拍子(リズムの区切り)の設定:
音楽には「4分の4拍子」や「4分の3拍子」など、リズムの区切り方があります。これは楽譜の最初に分数のような形で書かれています。メトロノームではこの拍子を設定することで、リズムの区切りを音で教えてくれます。例えば、4分の4拍子なら「タン、タン、タン、タン」と4回音が鳴り、3分の4拍子なら「タン、タン、タン」と3回音が鳴ります。
音量調整:
メトロノームの音量を大きくしたり小さくしたりできます。周りの音に合わせて調整しましょう。
その他、メトロノームの音色変更などツールごとに便利な機能があります。「メトロノームアプリ」「メトロノーム オンライン」で検索すると、色々見つかりますので、使いやすいものを探してみてください。
4. 片手ずつの練習で正確性を高める

最初から両手で弾くのではなく、片手ずつ丁寧に練習しましょう。
指の動き、リズム、音の強弱などを意識しながら、正確に演奏できるように練習します。
練習方法
STEP1
まず、簡単な楽譜を用意します。
楽譜に指番号が書いていない場合は、どの指で弾くかを楽譜に書き込みましょう。
これは指使いを固定し、迷いをなくす効果があります。
STEP2
練習を始める際は、非常にゆっくりとしたテンポで、メトロノームを使うことをお勧めします。
例えば、♩=60以下のテンポで、音符一つ一つを丁寧に確認しながら弾きます。
指の形、鍵盤を叩く深さ、音の長さなどを意識し、楽譜に書かれているリズム通りに弾くことを心がけます。
特に、リズムが複雑な箇所や、指使いが難しい箇所は、繰り返し練習しましょう。
音の強弱記号(例えば、pやf)が書かれている場合は、その指示に従って音の強弱をつけながら練習します。
これにより、表現力も同時に養うことができます。
STEP3
片手で正確に弾けるようになったら、もう片方の手も同様に練習します。
STEP4
両手とも正確に弾けるようになったら、初めて両手でゆっくり合わせてみましょう。
焦らず丁寧に練習することで、正確性が高まり、スムーズな演奏につながります。
5. 先読みの習慣で演奏の流れをスムーズに

楽譜を見ながら演奏する際は、常に少し先の音符を見るように心がけましょう。
先読みの習慣をつけることで、演奏の流れがスムーズになり、止まることなく演奏できるようになります。
練習方法
まず、非常にゆっくりとしたテンポで演奏を始めます。
この時、指が鍵盤を弾いている間に、目で次の音符、できれば2〜3音先を見るように意識します。
最初は1音でも構いません。
大切なのは、常に「次は何を弾くのか」を意識することです。
最初は、音符を追いかけるのに精一杯で、なかなか先まで見られないかもしれません。
その場合は、以下の方法も効果的なので試してみてください。
A. リズム打ちと組み合わせる
STEP1
簡単な楽譜を用意します。
最初は、基本的な音符のリズムだけの楽譜(四分音符、八分音符、二分音符など)、片手だけの楽譜から始めるのがおすすめです。

▲ 口でのリズムの表現例 ▲
STEP2
リズム打ちのみ練習する。
楽譜を見ながら、リズムだけを声に出して読んでみましょう。
例えば、「タン、タ、タン、タ…」「タン、タン、ウン、タン…」など、楽譜に書かれたリズムを正確に声に出します。
最初は、リズムを声に出すことに集中し、目で楽譜を追うだけでも構いません。
STEP3
リズム打ちと指差しを組み合わせる。
- 楽譜を見ながら、リズムを声に出します。
同時に、声に出している音符を指で指します。
. - ここからが先読みのポイントです。
指で現在の音符を指している間に、目で次の音符、できれば2〜3音先を見るように意識します。
例えば、「タン」と言いながら四分音符を指でさしている間に、次の八分音符(「タ」に対応する音符)を目で見ておきます。
そして、「タ」と言う瞬間に、目を移した八分音符を指でさします。
最初は1音先から始め、慣れてきたら2音、3音と先読みする範囲を広げていきましょう。
<例>
例えば、楽譜に「四分音符(ド)、八分音符(レ)、八分音符(ミ)」と書かれていたとします(=「タン・タ・タ」)。
- 「タン」と言いながら、楽譜の「ド」を指でさし、同時に次の「レ」と「ミ」を目で見ておきます(「タン・タ・タ」)。
. - 「タ」と言いながら、「レ」を指でさします(タン・タ・タ」)。
. - もう一度「タ」と言いながら、「ミ」を指でさします(タン・タ・タ」)
B. 短いフレーズごとに区切って練習する
例えば、4小節ごとに区切り、その範囲内で先読みの練習を集中的に行います。
完璧に先読みができるようになったら、次に進みます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日少しずつ意識することで、徐々に先読みの習慣が身についてきます。
焦らず、根気強く、練習を続けましょう。
先読みができるようになると、演奏が格段にスムーズになり、音楽をより楽しめるようになります。
※1 メトロノーム
メトロノームとは、一定の間隔で音を刻むことで、正確なリズム感を養うための機器です。音楽の練習において、テンポ(演奏の速さ)を一定に保つために使用します。最近では、アプリやオンラインのメトロノームなど、手軽に使えるものも増えています。
おまけ:ツールを活用する
音楽学習アプリは、譜読み練習に役立つ機能が豊富です。
ゲーム感覚で楽しく譜読みの練習ができるため、モチベーション維持にもつながります。
<例>
譜読み練習を継続するためのモチベーション維持の秘訣

譜読みは地道な練習の積み重ねが大切です。
モチベーションを維持するために、以下の点を意識しましょう。
- 目標を明確にする:
「1週間でこの曲の半分を譜読みする」
「1ヶ月でこの曲を最後まで弾けるようにする」
. - 小さな成功体験を積み重ねる:
最初は簡単な曲から始め、徐々にレベルアップしていくことで、達成感を感じやすくなります。
また、少し難しい曲は、フレーズごとに区切って一つ一つクリアしていくと上達が感じられて楽しく練習できます。
どこからどこまでがフレーズなのかを自分で判断するのが難しい場合は、先生にアドバイスをもらうのがおすすめです。
. - 音楽を楽しむことを忘れずに:
好きな曲や目標とする曲の楽譜に挑戦することで、モチベーションを高く保てます。
. - ピアノ仲間と交流する:
同じ目標を持つ仲間と交流することで、刺激を受け、モチベーションを維持できます。
先生からの励ましが1番のモチベーション!

西村楽器のレッスンでも、譜読みでいつも同じ場所で間違い、何度も最初から弾きなおしている生徒さんをよく見かけます。
いつも同じ場所で止まってしまい、なかなか先に進めない生徒さんに、ある先生がこんな言葉をかけていました。
「あなたには未来しかありません。間違えても気にせずに、どんどん先に進みましょう!未来に向かって前進あるのみ!」
間違いを完璧にしようとして立ち止まってしまうのではなく、失敗しても先に弾き進もう、そうすればきっと上手くなれる。
そのように先生は励ましたかったのだと思いますが、その言い回しのかっこよさに、傍らで聞いていたスタッフは痺れたのを覚えています(笑)。
譜読みを練習する道のりはとても大変なものです。
ですが先生からのこのような温かい言葉がけは、一生懸命練習する生徒さんの1番の励みになるのではないかと感じました。
西村楽器には、このように生徒さん一人一人に寄り添える経験豊富で素敵な先生方が揃っています。
譜読みが上手になりたい方は、ぜひ体験レッスンにお越しくださいね。
西村楽器は、皆様の音楽ライフを応援しています。